冬の季節になると悩む事が色々とありますが、その中でも多いあかぎれ、とても辛いですよね。でもそれはどういった経緯でなってしまうのでしょうか。
そこであかぎれの原因はどういったものがあるのか。治し方はどんな方法があるのか。また、指と手の甲では対策が違うのかなど、いろいろとまとめてみました。
なぜあかぎれになるの!?原因は何?
やはり大きな原因としては手の乾燥です。
冬になると空気が乾燥してきて、それに伴い、手も乾燥し、皮膚などにひびが入りやすくなり、更にそれがひどくなってあかぎれになるというわけです。
特に水仕事や洗剤を使う仕事をすると手の乾燥化は一層進みます。手から分泌される脂などがごっそりとなくなってしまうからなのです。
それともうひとつ大きな原因として血行不良が挙げられます。
血行が良くないと、その分栄養がうまく行き渡らなくなり、皮膚の再生に必要なビタミンも届かなくなって手が荒れてしまうのです。
更にあえて言うならば老化でしょうか。老化とともに肌の潤いが失われ、手を守っていた脂や分泌物が少なくなってその分ひびやあかぎれになりやすいのです。
あかぎれの前の状態であるひびの状態になると厄介なのが、激しいかゆみです。あかくただれた手にピリピリとしたかゆみが付きまといます。
そしてそれより症状がひどくなった状態をあかぎれと言います。あかぎれになりますと手の皮膚が切れて、切り傷の様な状態になってしまいます。
こうなりますと、ちょっとした手の動作でも傷口が開いてしまい、そこから出血したり、水がしみ込んだりして痛みをともなうのです。
あかぎれになってしまった時の治し方
ではそのあかぎれに実際なってしまった時はどのようにしてあげたら良いのでしょうか。
まずはなるべく手を休めてあげるという事がとても大切ですね。
酷使して、手を守ってくれていた分泌物がほぼなくなってしまった状態を回復させるのが必要だからです。
寝る前には手袋をしてしっかりと保湿し、乾燥から守ることも大切です。
また、手に塗るクリームはワセリンが大変良いとされています。
でも使いすぎには注意してくださいね。
ちなみに、ワセリンは天然由来であり、副作用も極めて少なく、とても優秀なクリームです。
なんと赤ちゃんにも使えるんですよ。
ただ注意していただきたいのは、ワセリンには保湿効果があるわけではありません。
あくまでもワセリンで手の周りを薄い膜で覆い、乾燥や刺激から守るという目的のために使用してください。
それと、ビタミンEとビタミンCは皮膚の再生に必要な成分ですので、それらが配合されているクリームを使うのも大変良いですね。
手の甲と指、それぞれに必要な対策
手の指と甲の部分ではあかぎれにならないための対策というのが少々違います。
指の部分は良く動く部分ですから、塗ったクリームの成分がすぐ落ちてしまいます。
また手の甲よりも乾燥しやすいので、保湿クリームを塗る際は念入りに塗ることをお勧めいたします。
さらに指の保湿には外出時にも手袋をした方が良いです。特に冬の時期には乾燥した風から守ってくれます。
手の甲の場合は何かを強く握った際に皮膚が裂けてしまうことがあります。ちょっと重いものを持つときはゆっくりと握ることが大切です。
そしてこれは指と甲両方に言えることですが、水仕事でもできるだけ直接水に触れないようにゴム手袋をするなどが有効でしょう。
それと使う洗剤もできるだけうすめに使い、刺激の少ない弱酸性がお勧めです。
まとめ
実に様々な仕事をしてくれる私たちの手。でもその手に思いがけない負担をかけてしまうことがあります。
その代表が、ひびやあかぎれです。
でも適切な対策や、注意を向けることでいくらでも対応可能です。
もしあかぎれになってしまった時は、酷使して申し訳なかったと、自分の手にお詫びと感謝の気持ちを注いであげてください。
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