気づかないうちに、ヒザにアザができてしまった…という経験はありませんか?
ぶつけた覚えはないのに、体にできてしまったアザ。
露出の多い服装をする際には、そのアザがとても恥ずかしくなりますよね…。
そこで今回は、できたアザを早く消す方法と、アザが出来やすい人の原因についてご紹介いたします。
アザが出来る理由
アザは、多くの場合、皮膚をぶつけた際にできる「内出血」のことを指している場合が多いと思います。
皮膚の下に通っている血管が、ぶつけた衝撃により破れて、体内で出血している状態です。
打撲や打ち身、捻挫などをした際にできることがありますが、まれに病気で起こることもありますので、あまりにひどい場合は病院で診てもらってください。
アザの色が変化する理由
アザって気づいた時は赤っぽくても、そのうち紫~青色に変化していきませんか?
これには理由があります。
打撲などで皮膚の表面が赤く見えるのは、その皮膚の下で血管が損傷し出血しているのが透けて見えているからです。
血が赤く見えるのは「ヘモグロビン」という、赤色素を持っているタンパク質のせいです。
これは時間の経過とともに壊れ、赤色素も減少していきます。
すると、アザは青や紫に見えてきて、やがて、緑、黄と変化していき、最後には元の肌色に戻っていきます。
つまり、治っていく過程で色が変化していくのです。
アザを早く消す方法
では、できたアザを早く消す方法はあるのでしょうか。
まずは、ぶつけたと思った直後に冷やすことです。
患部を急激に冷やして血管を収縮させることで、出血量を減らします。
冷やすといっても、流水や常温の水では意味がありません。
氷嚢袋に氷と少量の水を入れ、タオルにくるんで使うといいです。
冷凍庫で冷やしておいたアイスノンにタオルを巻いて使ってもいいでしょう。
そのまま24時間は冷やし続けた方がいいです。
ここでしっかり冷やすことができれば、アザ自体があまり大きくできません。
しかし、ぶつけて3日以上経ってしまったアザに関しては、逆に温めることで消えるまでの時間を短くできます。
既に出血してしまっている状態で血管も損傷しているので、温めて血流をうながし、治癒効果を高めるのです。
また、損傷した血管を修復するためには栄養分が必要です。
タンパク質や鉄分、ビタミンCを積極的に摂りましょう。
出来やすい人の原因
アザは、男性より女性にできやすいと言われています。
これは、アザができやすくなる原因の全てに関わるからです。
例えば以下のようなものがあります。女性は心当たりがあるのではないでしょうか。
冷え症
冷えは体内の血流の悪さが原因です。
血流が悪いと、内出血をした際にひどくなりやすい上に治りが悪く、いつまでも色が消えないといったことがあります。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると、血管が弱くなり、内出血をしやすくなります。
貧血
ヘモグロビンの材料である鉄分が不足すると、血管自体の働きが弱まり、体内でコラーゲンを生成しづらくなり、内出血が起こりやすくなるだけでなく、してしまった内出血を治すのにも時間がかかってしまいます。
筋肉量が少ない
実は、筋肉には、出血をした際に血管を圧迫し、止血するという働きがあります。
筋肉量が少ないと血管を圧迫する力が弱く、内出血をしやすくしてしまいます。
アザができにくい体にするためには
単純に、前項目の4つを改善することができればアザはできにくくなります。
アザを早く治す方法と似ていますが、タンパク質、ビタミンCやK、鉄分を意識的に摂取し、体を温めて冷やさないようにしましょう。
まとめ
アザは内出血の表れです。アザを見つけたら、すぐに冷やすことでそれ以上の内出血を止めることができます。
しかし、できて時間が経っているアザは、温めることで早く治ります。
アザが出来やすい人には原因があります。
自覚のある人は、その原因を改善し、できにくい体質になりましょう!
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