みなさんは、寝る前にコーヒーを飲んだせいで眠れなくなった…という経験はありますか?
私はコーヒーが大好きなのですが、過去にそういう経験があって、
夜21時を過ぎたらコーヒーは飲まないようにしていました。
でも、最近、寝る前に飲むコーヒーは目覚めが良くなる、という噂を聞き、
本当かどうか気になりましたので、調べてみることにしました!
寝る前のコーヒーは太るとも聞いたことがありますが、一体どうなんでしょうか。
コーヒーを飲む効果
コーヒーに含まれる成分のうち、飲むことで体に与える効能が期待できるのは、「カフェイン」と「ポリフェノール」です。
カフェイン
一番に思いつく効果は「眠気を覚ましてくれる」というものではないでしょうか。
朝起きたとき、仕事中に睡魔に襲われたとき、眠気をとるためにコーヒーを飲むというのはよくあることです。
これはコーヒーに含まれるカフェインの覚醒作用が働くからです。
他にも利尿作用があり、老廃物を体外に排出しやすくなる効果があります。
摂取するとドーパミンを出す効果もあるため、疲労回復効果や記憶力の向上などに効果があると言われています。
ポリフェノール
ポリフェノールとは、植物が作り出す抗酸化物質で、コーヒーの色や苦味、香りの素になっている成分です。
ガンの一因だと言われている「活性酸素」による体の酸化を防いでくれたり、血管を拡げてくれたりします。
コーヒーを飲むと落ち着く、という人も多いと思いますが、これはポリフェノールによるリラックス効果が働くせいでしょう。
寝る前にコーヒーを飲むと目覚めが良くなる?
上記のことをふまえると、「眠気をさましてくれる」というもの以外は、寝る前に摂るといい効果があることが分かります。
ぐっすり眠って、翌朝の目覚めを良くするためには、飲み方にコツがあるのです。
夜寝る前に飲むコーヒーは
就寝30分前にホットカフェオレで。
カフェインは、飲んでから効果が出るのに30分~60分かかると言われています。
ミルクを混ぜて飲むことで、その効果を遅らせます。
そのうえ、ミルクには睡眠ホルモン「セロトニン」の原料となる「トリプトファン」が豊富に含まれていますので、質の良い眠りへと導いてくれます。
また、寝る前は、リラックス効果を狙って飲みますので、1杯のカフェオレの香りとほろ苦さをゆっくり味わって、体を落ち着かせてくださいね。
飲み終えたらすぐにベッドに向かい、30分以内には就寝しましょう。
翌朝の目覚めがすっきりすることを実感してみてください。
昼寝の前のコーヒーは
実は、昼寝の前のコーヒーこそ、価値があります。
お昼休みに15分~20分寝ると、夜の睡眠の3倍の疲労回復効果があるとされているのですが、この昼寝にコーヒーを取り込むと大変効果的なのです。
昼寝の前は、ブラックコーヒーを10分かけて飲み、15分~20分でアラームをかけます。
ちょうどカフェインが効いてきたあたりで目が覚めるようにするのです。
この時、横になって寝る必要はありません。
むしろ、机につっぷしたり、ソファで座ったままうたたねしたりといった形の方がいいです。
(寝る時間が30分を超えてしまうとレム睡眠に入ってしまうので、目覚めが悪くなります。)
とある進学校では、昼休みにこの「午睡」を導入してから、みるみる生徒の成績が上がったとか。
ぜひ試してみてください!
寝る前にコーヒーを飲むと太る?
寝る前にコーヒーを飲むと太る、という話を聞いたことはありませんか?
でも、これも間違った飲み方をしてしまうと、というお話です。
「コーヒーを飲む効果」の項でも述べましたが、基本的にコーヒーは、飲むと血流を良くしたり、利尿作用で老廃物を体外に排出してくれたり、とダイエットには向いている効果がたくさんあります。
ただし、寝る前にたくさん飲んでしまうと、カフェインの覚醒作用のせいで、眠れなくなってしまいます。
そのせいで余計なものを口にしてしまうのが、太る原因です。
不眠こそダイエットの敵なのです。
マグカップ1杯のカフェオレにとどめておけば、太ってしまうということはないと思います。
まとめ
今回は、目覚めが良くなる「寝る前のコーヒーの飲み方」をご紹介いたしました。
就寝前も、昼寝前も、正しい飲み方をすれば効果は絶大です。
ぜひ試してみてくださいね!
コメントを残す