断末魔とは?意味や使い方、由来を解説!断末魔の叫びって?

断末魔の叫び、という言葉を聞いたことはありますか?
断末魔の叫びを上げる、という表現はホラー小説などで見たことがあるかも知れません。

しかし断末魔という漢字を見ただけでは意味もよく分かりませんし、恐らく断末魔の叫びを実際に耳にしたことのある人はあまりいないでしょう。
何となく恐ろしい叫び声を想像するものの、よく分かってはいないという人もいるかもしれません。

身近な言葉でありながら想像し辛い断末魔について、言葉の意味や使い方、由来を解説したいと思います。

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断末魔とは?意味と使い方を解説!

断末魔という言葉単体では状態を示しているだけであるという事を知っていましたか?
断末魔とは「死を迎える直前」の状態です。
別の言葉で表すならば「臨終」と同じ意味になります。

そのため、断末魔の叫びという言葉が「死の瞬間の叫び声」という意味で使われるのです。

小説などで「断末魔の叫び声を上げた」「断末魔の悲鳴が聞こえた」と表現されているならば、そのキャラクターは死んでいることを読み取らなくてはなりません。
叫んだことと同時に息を引き取ったことを表現する言葉として使う言葉と言えます。

断末魔の叫びとは?その由来を解説!

断末魔が「死の直前の状態」を指す言葉であることを解説いたしました。
では死の瞬間の叫び声の事を、同じ意味である臨終の叫びなどと表現しないのは何故でしょうか?

それには断末魔という言葉のそもそもの由来が関係しているかもしれません。

断末魔という言葉は断+末魔という構成の熟語で、構成としては山を登る→登山と同じ構成です。
つまり末魔を絶つという形で構成された熟語になります。

ここでの末魔とは仏教用語に対して音から当て字したものであり、人体に存在する特殊な急所の事を指します。
傷つければ激痛と共に死に至る末魔という急所を断つことから、断末魔という熟語になります。

断末魔には「(激痛を伴う)死の直前」という意味があると考えることも出来るかもしれません。
そのため、特に叫び声をあげるような場合には断末魔の叫びと表現するのです。

先ほどの例のように小説などで「断末魔の叫びを上げる」と表現される場合、痛みを伴う理由によって死を迎えているという意味で読みとって間違いないでしょう。
反対に「静かに息を引き取った」と表現されているならば痛みはなかったのだと読み取るべきかもしれません。

このように断末魔という言葉は多くの場合で「断末魔の叫び」という使われ方をしてきました。
声を上げるほどの痛みが伴わない場合には断末魔という状態ではないとも考えられる為、それは当然でもあります。

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言葉は変化する?「断末魔を上げる」

ホラー小説などでは恐怖による叫び声も断末魔の叫びと表現されているのを見たことがあるかも知れません。
更に最近では「断末魔を上げる」という表現が用いられていることもあります。

断末魔という言葉は「断末魔の叫び」以外でも「断末魔の声」や「断末魔の悲鳴」など、何らかの声を伴うものとして使われており、由来から考えた場合でもそれは自然なものです。

そのため、断末魔という言葉自体に何らかの「声」という意味が含まれていると考え、断末魔を上げるという表現で「断末魔の叫びを上げる」というのと同じ意味であるとして使っているのです。

本来の意味からすればこれらは誤用であるといえますが、言葉の意味や読み方、使い方は時代とともに変化していくものでもあります。

有名なものでは「情けは人の為ならず」ということわざの誤用などがあります。
「荒げる(あらげる)」という言葉は「荒らげる(あららげる)」という言葉が本来の形ですが今や新聞やニュースでも「荒げる」と表現し、辞書にも載っています。

ちょっとした豆知識として言葉の正しい意味を理解することで、文章の本当の意味や隠された意図を理解することは読書の味わいを深めます。
同時に、変わりゆく日本語について考えてみてもいいかもしれませんね。

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