誰でも、夜空を見上げ煌めく星々の美しさに見とれた経験や流れ星を探した経験があるのではないでしょうか?
星って神秘的ですよね、星そのものに名前が付いていたり、星座として認知されていたり、昔の人は方向を導く手段としてその星々が使われていました。
夜の暗い中、星はなぜ輝いてみえるのでしょうか?疑問に思ったことはありませんか?
そこで!星はなぜ光るのか?何年前から光っているのか?星が綺麗に見える時間帯があるのか?
その一つ一つの理由と原理を解説していきましょう。
星はなぜ光るのか?理由と原理を解説!
星には大きく分けて3種類あります。
「恒星」「惑星」「衛星」です。
「恒星」とは、いわゆる太陽です。
「惑星」とは、地球のように「恒星(太陽)」のまわりを回っている星のことです。
「衛星」とは、月のように「惑星(地球)」のまわりを回っている星のことなんです。
身近なものに置き換えると、、、
太陽の周りを地球が回り、地球の周りを月が回っているということですね。
夜空で輝いているのは、ほとんどが「恒星」です。まれに、惑星、衛生が見えることがありますが、それは月のように太陽の光を反射しているに過ぎません。
「恒星」は、水素というガスでできていて、その中心部分で核融合を起こし熱と光を出しているのです。イメージ的にはものすごく遠くにある太陽が見えているといったところです。
ちなみに、星の明るさには等級という単位で表されます。一番明るい1等級から見えるぎりぎりの6等級とありますが、明るさの差は100倍の違いがあります。
星って何年前から光ってるの?
私達がいつも目にしている太陽の光は8分かかって地球に届いています。つまり8分前の太陽を見ているわけです。夜空に輝く星は一体何年前の光なのでしょうか?
太陽の次に一番近い恒星はケンタウルス座アルファといって4年前の光が届いています。つまり、光の速さ(1秒間に約30万km)で4年間かかる距離にある星です。他にも北極星は400年前、アンドロメダ座の大星雲が230万年前、実際に一番遠くに観測された銀河は約128億年前の光である事が確認できています。
ビックバンと呼ばれる宇宙の始まりは約138億年前なので、理論的にはそれより前に存在する星は観測できないと思われます。
また、太陽の寿命は100億年と言われています。現在の太陽は50億歳くらいなので、寿命の半分といったところです。恒星はその質量が大きい程寿命が短いのです。太陽の100倍の質量の恒星の寿命は200~300万年です。大きい程核融合にエネルギーを消費してしまい寿命が短くなるようです。今見ている星はもうすでに無いかもしれません。
そう考えると不思議な感じがしますね。
夜空を見上げ、星が綺麗に見える時間帯
星が綺麗に見える条件として、周囲が暗い方が良いです。街明かりが空を照らすことにより、星は見えにくくなってしまいます。それは月明りも同じです。月明りが少ない方が見やすいので、月が新月に近い日若しくは、月の出ていない時間帯を選びましょう。
また、日没後、日の出前の一時間は空がまだ明るいので避けましょう。最近では、現在位置や見たい天体等から検索し適切な時間帯を示してくれるアプリやサイトがありますので使ってみて下さいね。
まとめ
夜空に映る星々は徐々にですが移動しています。観測によりそれぞれが離れていっていることがわかっています。宇宙が始まってから宇宙は広がり続けているのです。そのままひろがり続けるのか?また一点に凝縮することになるのかもわかっていません。
天体観測をすることは今や簡単な相対性理論を勉強することにもつながります。もちろん物理の知識など無くても、昔の人が考えた星座を探したり、その美しい輝きをずっと眺めるだけでも心が豊かになる気がします。
前述しましたが、現在は星、星座に関わるアプリが沢山あります。知識が乏しくても十二分に夜空を楽しめることが出来るのです。一度お試し下さい。星を見る目が変わりますよ。
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