メガネとマスクを一緒に掛けていると、メガネが白く曇ってしまって前がよく見えない。
おまけに、メガネが曇っているところを他の人に見られたら笑われるのではないか…。
メガネを愛用している人のなかには、そういうお悩みを持っている方も多いと思います。
とくに花粉症の時期はマスクが必須ですし、涙も大量に出てくるのでコンタクトレンズに変えることも難しいですよね。
結局、曇ると分かっていてもメガネとマスクを同時に使用せざるを得ません。
なぜマスクをしているとメガネが曇ってしまうのでしょうか。その原因から対策を考える必要がありそうです。
今回はメガネが曇らない方法をまとめました。裏技もありますので、あわせてご紹介していきます。
マスクが原因でメガネが曇るメカニズムは?
マスクをしているときにメガネが白く曇るメカニズムを、簡単にご説明しましょう。
メガネが曇る直接の原因は、自分が吐いた息に含まれる水蒸気なのですが、普通は息を吐いても前方や下方に飛んでいくので、水蒸気がメガネの方に行くことはありません。
しかしマスクをしていると息がそのマスクに当たって、鼻の横や頬にできた隙間から上方へと抜けていきます。
もちろん漏れた息が向かう先には、メガネがあるわけですね。
そして、温かい水蒸気がメガネの冷たいレンズに冷やされることで、細かい水滴へと変化してレンズに付着します。
これが原因となって、メガネが白く曇ってしまうのです。
冬の寒い日に窓ガラスが結露して濡れる現象と同じことが、メガネでも起こっていると考えれば分かりやすいかと思います。
これで、メガネが白く曇ってしまう原因が分かりました。ここからは、この原因に対してとるべき方策を考えてみましょう。
メガネが曇らない方法!5秒でできるマスクの裏技とは?
先ほど、メガネが曇ってしまうのはマスクと「鼻の横や頬にできた隙間」から息がメガネの方へ抜けていってしまうからである、とお伝えしました。
ということは、息がマスクから漏れていかなければ良いわけですね。
実はマスクにちょっとした工夫をするだけで、5秒でできてしまう簡単な方法があります。
それは、マスクの上部1センチ程度を外側に折りたたみ、メガネとの間に挟むようにして装着するというものです。
こうすることによってマスク上部の厚みが増すため、鼻の横の隙間が小さくなって、息が上へ抜けていこうとするのを防ぐことができます。
この方法はワイヤー付きのマスクで試すと効果が高いようです。
ワイヤーが付いていないマスクであれば、ティッシュを小さく折りたたんで鼻や頬の部分に差し込むことでも、同様の効果が期待できます。
ただ、これらの方法だとマスクが上手くフィットせずズレてしまったり、ムズムズして気になったりするかもしれません。
当然ですが効果には個人差がありますので、まずは試してみることをオススメします。
メガネそのものを曇りにくくするには?
ここまで、マスクに細工をしてメガネが曇らないようにする方法を考えてきました。
ところで、メガネそのものを曇りにくくする方法についてはどうでしょうか。
市販のメガネ用曇り止め製品も、塗るタイプのジェルや吹付けスプレーなど、様々な種類のものが売られています。
ただ、これらの製品は使う量や拭き取り方を間違えると、メガネのレンズやフレームを傷つけてしまう可能性もあります。
それに何回も曇り止めを塗らなければいけないのは手間ですし、使い忘れてしまったらどうしようもないですよね。
こうしたことが面倒だと感じるようでしたら、最初から曇り止め加工のしてあるメガネを選ぶのも1つの手です。
マスクをしているときに限らず、熱いラーメンを食べるときや走って体温が上がっているときなど、メガネが曇る場面というのはいくらでもあります。
日常的に悩まされるようであれば、曇り止め対策済みのメガネを買うことを検討するのも悪くないでしょう。
おわりに
いかがでしたか。
マスクをしながらでもメガネが曇らない方法は色々とありますが、原因が分かっていれば何をするべきかもはっきりしてきますね。
お困りの方はぜひ、今回ご紹介したやり方を試してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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