冬の一番寒い時期よりは、むしろ冬の始まりや、終わり頃になりやすいといわれるしもやけ。
そのしもやけで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでしもやけはどういう原因でなってゆくのか、またその治療法、さらにはオロナインや湿布は本当に効くのかなど、いろいろとご紹介していきます。
しもやけ、その原因は何!?
冬に近づくと当然のことながら気温が低くなります。気温が低くなってゆくと体の特に先の部分である手の指や足の指の血行が悪くなってゆきます。
血行が悪くなると老廃物が溜まりやすくなり、それをやっつけようとして大量の白血球などの攻撃物質が増えるのです。
その攻撃物質が暴れまわることで体内に痒みや痛みなどのいわゆる炎症作用が起きます。
その炎症作用こそがいわゆるしもやけなのです。
血行不良というのは意外と恐ろしく、しもやけも立派な皮膚病ですので、油断は禁物です。一番ひどい場合ですと、患部が壊死することもあるからです。
そして特に気を付けていただきたいのが一日の寒暖差です。寒暖差が10度以上あると血管の収縮が激しくなり炎症がより起こりやすい状況になります。
その他に、しもやけの大きな原因として考えられているのが遺伝です。親がしもやけのできやすい体質ですと、子もできやすくなってしまう可能性はあります。
しかし、まだしっかりと科学的に解明されていないことですので、過信は禁物です。参考程度に頭に入れておくのがいいかもしれませんね。
しもやけになってしまった時の治療法は?
寒さが原因で起こるものですから、当然手足を温かくすることがとても大切です。もちろん手足だけでなく体全体も温かくしてくださいね。
それと温めるだけではなく、血行を良くするために40度くらいのお湯と冷水に交互につけるというのも大変効果的です。
そうなると血行が良くなって症状の緩和や改善が見られます。
また、飲み物も冷たい飲み物ですと内臓を冷やすことになりますし、それが後々血行不良にも繋がりますので、なるべく温かい飲み物をとるように心がけましょう。
それともうひとつ大変有効なのがマッサージです。これこそが一番血行が良くなる方法です。
ただし、めちゃくちゃに揉むだけでは血行がより悪化して、やる前より悪い状態になってしまいますから気を付けてくださいね。
方向としては指の先から体の中心に向かってゆっくりとマッサージするのが正しいやり方です。
その他にはストレッチをする、ビタミンEのサプリを飲むのがお勧めです。
そして、以外にも効果があるのが縄跳びです。ぴょんぴょんとふくらはぎを弾ませることで血行が良くなります。
しもやけにはオロナインや湿布が効く?
ひとつの疑問として、しもやけにはオロナインや湿布はどうなのというのがあるかと思います。
オロナインは保湿効果に優れていて、なおかつステロイドが添加されていませんので安心して使えます。
特に入浴後に塗ることによって保湿を高め、しもやけの炎症の緩和や改善につながってゆきますのでオロナインはお勧めですね。
ただし血行を改善させる成分は入っていませんので、血行改善にはビタミンEの方が効果的です。
そして意外と思われるのが、温湿布の効果です。
湿布というと普通は打撲や捻挫、打ち身や筋肉痛によく使われるイメージがありますが、実は血行促進の効果もあり大変有効です。
でも忘れてはいけないのが運動です。家でじっとしていると血行の具合も良くなりません。薬類にばかり頼るのではなく、運動もぜひ取り入れてくださいね。
そんなに激しい運動は必要ありませんが、屋内ですとゆっくりめのスクワット、外ですと散歩程度の運動を心掛けてください。
まとめ
しもやけの原因というのは血行不良という点で一致しているものの、その他の要因としては、一概にこれだというものはありません。
体質、遺伝、食習慣、生活環境、はたまた親の育て方など、じつに多様な要素が混ざり合って出る症状だからです。
しもやけ一点だけを治そうとするよりは、自分の今までの生活全体をもう一度見直してみて、これは良くなかったなというものを改善することにより、しもやけも治るという方向にしていけるのが理想なのです。
皆さんも是非、生活全体から健康を考えてみてください。
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