丑三つ時とはどんな時間帯?意味は?幽霊が出る根拠って?

いよいよ秋がやってまいりました。
夏に比べて日も短くなり、夕方頃にはもう真っ暗になってしまいます。
辺りはとっぷり日も暮れて、涼しさを帯びた風にすすきが揺らされ…
などという景色を思い浮かべると、少し怖い感じもしませんか?

夏が終わっても怖い話が好きな人は多いもの。
今回は「丑三つ時」についての疑問にお答えします。

一体丑三つ時とはどんな時間帯なのでしょうか?その言葉の意味は?何時から何時?
また、丑三つ時と言うとよく連想されるのが「幽霊」ですが、
その根拠とは一体何なのでしょうか?

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丑三つ時とはどんな時間帯?その意味は?

怪談話の中によく登場する「草木も眠る丑三つ時…」というフレーズ。
皆さん1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

「草木も眠る」という言葉が表す通り、「丑三つ時」は夜の時間帯です。
では、具体的にはそんな時刻になるのでしょう?

その昔、古代中国では、時刻を「十二支」で表しており、
日本でも江戸時代の頃までこの方法が用いられてきました。

「十二支」1つにつき、2時間を割り振って時刻を表すという方法です。
詳しくは次のとおりとなります。


子の刻―23~1時
丑の刻―1~3時
寅の刻―3~5時
卯の刻―5~7時
辰の刻―7~9時
巳の刻―9~11時
午の刻―11~13時
未の刻―13~15時
申の刻―15~17時
酉の刻―17~19時
戌の刻―19~21時
亥の刻―21~23時

そしてこのように分けた2時間をさらに4等分、30分ごとに区切り、
それぞれ一つ時・二つ時・三つ時・四つ時と呼んでいました。
そう、もうおわかりでしょうか?

「丑三つ時」の「丑」とは「丑の刻」のこと、
「三つ時」とは2時間を4等分した時の三つ目の時間帯、
つまり「丑三つ時」とは午前2時半頃のことをさす言葉なのです。

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幽霊との関連と根拠とは?

前述した通り、「草木も眠る丑三つ時」とは怪談話の常套句。
「丑三つ時」は昔から幽霊の現れやすい時刻とされてきました。
その根拠を明らかにしていきましょう。

時刻を十二支で表す方法、これは中国で使われていたと先ほどお話ししましたが、
中国ではこの十二支を「方角」を表すための方法としても使っていました。

時計の時刻盤上に十二支を並べ、
12時方向の「子」は北、「午」は南、「卯」が東で「酉」が西、
といったようにです。

その中でも北東、すなわち「丑寅」の方向は「鬼門」と呼ばれ、
鬼が出入りする方角として忌み嫌われてきました。

この「鬼門」を恐れる風習は日本にもあり、古くは平安時代、
貴族は外出する際、北東等よくない方角に出かける方向が重なると、
一旦別な方向に出かけることで、これを避けたりしていました(「方違え」といいます)。

また、平安京は北東の方角に「比叡山」を置くことで鬼門を封じたという話もあります。

つまり「丑三つ時」に幽霊が出るという話は、
「丑」の表す方角が、この世ならざるものたちの通り道であるということに由来しているのです。

余談「丑の刻参り」

ちなみに、「丑三つ時」「丑の刻」という言葉でもう1つ連想されやすいのが「丑の刻参り」。

夜中、白装束で頭にはロウソクを括り付け、
人気のない場所で木の幹に藁人形を打ち付ける…、
という呪術の1つですね。

想像するだけで身の毛もよだつような光景ですが、
これも起源は古く、平安時代の文献に登場する「宇治の橋姫」という妖が元であると言われています。
やはり「丑の刻」は、人ならざるものを引き寄せる時間なのかもしれません。

さいごに

「丑三つ時」の意味と由来、いかがでしたか?
現代でもいまだに使われる言葉は、
その昔から信じられてきた風習や文化、歴史を背景に持つものが数多くあります。

秋の夜長、そんな言葉の背景たちを調べて過ごすのもおもしろいかもしれません。
夜更かしのし過ぎで幽霊に出会わないよう、
くれぐれも丑三つ時には気を付けてくださいね。

ちなみに、断末魔って言葉聞いたことありませんか??

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