夏の風物詩、といえば聞こえは良いですが夜に一斉に鳴き始めるカエルは、安眠を妨害する厄介者と感じ毎年悩まされ、困ってる人も多いのではないでしょうか。
そもそもなぜカエルは鳴くのか、鳴き声は止める方法はないのか、などについてご紹介しますので、カエルがうるさいと困ってる方は参考にしてみてください。
カエルはなぜ鳴くの?
そもそもカエルがなぜ鳴くのかというと、繁殖期でオスがメスへの求愛のために鳴いています。子孫を残そうと必死になっているため、大きな音を出してアピールしているのです。
その他には縄張りを主張するために鳴いているとも言われていますが、これも繁殖するためのアピールの1つと考えられるため、やはりカエルが鳴くのはメスへの求愛ということのようです。
カエルの繁殖時期は早春に2〜3週間と、田植えが始まる頃から1ヶ月くらい続くと言われています。だいたい5月頃が田植えが始まる時期で、それから8月の上旬くらいまでしっかりと鳴いているカエルもいるため、地域によって差があるようです。
カエルは夜行性なので暗くなると一斉に鳴き始め、夜中までずっと続き、音が気になって眠れなかったり、TVの音が聞こえづらいなど騒音で妨げられ迷惑しているという人も多いでしょう。
カエルがうるさい夜の対処法
では、そんなうるさいカエルの声をなんとか対処してゆっくり眠りたいですよね。そこで、カエルの鳴き声の対策法としていくつかご紹介いたします。
防音する
防音するといっても、防音設備が整っている家はそんなに多くないと思われますので、建物自体の防音設備というよりは、防音効果のあるアイテムを使用することになります。
1つは雨戸などを閉めてしまうことで、カエルの声が部屋まで届かないようにします。カエルの鳴く時期は夏場なので、雨戸を締めればエアコンの効率も上り節電にもつながります。
雨戸を使用できない場合は、カーテンを防音タイプにするだけでも、非常に高い効果を発揮してくれます。
音楽や耳栓
次に、エアコンが使えなかったり、使うほど暑さも辛くない場合は、音楽をヘッドホンやイヤホンで聴き環境音をシャットアウトして、耳にカエルの声が聞こえないようにします。その他には耳栓を使うという方法もあります。
音楽を聞きながら眠るとリラックスできたりするので、カエルの声が聞こえなくても、このようにして眠るのも悪くないでしょう。
慣れる
カエルの声を毎日聞いていると慣れるようになってきます。慣れることができたのなら対策をする必要がないため非常に楽になります。ただし、慣れるまでの期間が辛いですし、聞こえないようにしていたら、当たり前ですが慣れません。
カエルの声であまりに寝付けない日が続くようであれば、聞こえないように対策が必要ですが、眠るまで少し時間がかかるけど、途中で覚醒することなく朝までぐっすり眠ることができているのなら、慣れるように頑張ってみてはいかがでしょうか。
鳴き声を止める方法はある?
鳴き声を止めるということは家の近所にカエルが寄り付かないようにするしかありません。カエルが食べる虫を駆除すると効果がある、とも言われていますが、完全に駆除するのは難しいかと思われます。
また、家の周りが田んぼだという方は、残念ながらカエルの声を止めたり、どこか他所へ移ってもらうことは不可能です。
慣れるまで我慢するか、聞こえないように工夫するしかありません。田んぼが周囲にあるということは、田んぼ以外は家の周りにはなく、余計にカエルの声が大きく聞こえてしまいます。
そのような環境でしたら長い期間カエルの声を聞くことになるので、慣れてしまった方が有効です。辛いのは最初のうちだけですので、慣れるまでまずは少し我慢してみましょう。
まとめ
カエルも生きるために必死で鳴いていますので、うるさいと思わずに、カエルが鳴いているというこの季節感を楽しんでみてはいかがでしょうか。
カエルといっても色々な種類のカエルがいるので、声を聞き分けるなどして、カエルを厄介者扱いするのではなく楽しみの1つに変え、ぐっすりと眠れるようになると良いですね。
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