ダイエットをしている方の多くは夜は眠るだけなので、なるべく太りにくいメニューを選んで食べているかと思います。
そのメニューの中でスープはダイエット効果もあるとして人気が高い料理となっており、アレンジしやすく手軽なのも支持されている理由のひとつとなっています。
そこで、夜ごはんをスープだけに置き換える「夜スープダイエット」について、なぜ効果が出るのか、どのように行うのが効果的かなど、ご紹介したいと思います。
日中の食事制限が無い、このダイエット法を試してみたい方は、レシピご紹介していまますのでも合わせてご覧ください。
高いダイエット効果が!スープだけの夜ごはん
「夜スープダイエット」は、夜ごはんをスープにするだけで、特に運動は行わなくても痩せることができるため、手軽に始めるられるダイエット方法です。
夜に暖かいスープを飲むだけで日中の食事制限は特に無く、そのためストレスがかかりにくく、しかも即効性が期待できます。また、短期間で体重を減らすことができるので、目に見えて効果を実感できることが最大の魅力です。
もともと、このダイエット法は肥満のために開胸、開腹手術などの外科処置が行えない場合、短期間で脂肪を落とす食事法として考案されたものでした。
病院で取り入れられていることもあり、安全性も高く確実に脂肪を落とせるとあってダイエットとしても効果的ではないかと一般的に取り入れられたところから始まったのです。
ダイエットというと食事制限をしなくてはいけないというイメージがある中食べて痩せられるということで、今もなお人気のあるダイエット法となっております。
スープに置き換えるとなぜダイエットになるの?
夜スープダイエットが効果的というのは分かりましたが、どのようにして体重を減少させるのか、その仕組みが気になるますよね。
体重減少に繋がる要素はいくつかありますが、主に
- 糖質の制限
- 基礎代謝のアップ
などが、体重減少の鍵となっております。
糖質の制限
夜スープダイエットは、いわゆる主食となる炭水化物などの糖質を摂取しないダイエット方法ですので、言い換えると糖質制限ダイエットとも言えます。
糖質制限とは?
炭水化物や砂糖類には体を動かす栄養となるブドウ糖が含まれており、摂取すると血液の中に溶け込みます。血液中の糖の割合を血糖値といい、ブドウ糖が血液中に取り込まれると血糖値が高くなります。
血糖値が上がるとインスリンというホルモンが膵臓から分泌されて、ブドウ糖を体を動かすエネルギーに変えていますが、その量が過剰な場合は、全てエネルギーに変えることができずに血液の中に残り、やがて血液中のブドウ糖は中性脂肪として体内に貯蓄されてしまうのです。
このインスリンの働きを制限させてブドウ糖を脂肪として蓄えさせないようにコントロールしていくのが糖質制限ということなのです。
スープは野菜などが中心となるため、血糖値が上がりにくくインスリンの分泌も抑えることができるので、中性脂肪がつきにくくなります。
また、エネルギーとして糖が使用できず、蓄えられていた脂肪を燃焼させていくため、ダイエットとして効果があるのです。
基礎代謝のアップ
温かいスープは、体温を上昇させるため代謝を良くする働きがあり、運動を行わなくても体内に蓄積された脂肪や、摂取した食べものがエネルギーとして消費されやすくなります。
特にスープの中へ入れる具材に、キャベツ、玉ねぎ、ニンジン、セロリ、トマト、ピーマンを使用すると、より効率良く代謝が促進されるため、ダイエットにとても良いです。
ちなみ、夜スープダイエットはスープのみの摂取ですが、スープを飲んでから食事を摂るだけでも代謝アップは見込めるので、スープだけだと物足りない方はこの方法を試してみてはいかがでしょうか。
リバウンドしやすいので注意!
夜スープダイエットは短期間で体重を落とすことができる反面、リバウンドしやすいデメリットもあります。元々短期間で痩せられるというダイエット方法ですので、高い効果が得られる反面、元の食事に戻した時に体重が増えやすくなってしまいます。
そこで大切になってくるのが少しづつ体重を減らし、少ない食事量でも満足できる体作りを行うことです。このようにしていくことで、通常のメニューに戻しても摂取量が抑えられるのでリバウンドしにくくなります。
夜スープダイエットは日中の食事制限が無いからといって、あまりに多量摂取したり、脂っぽい食品やお菓子ばかり食べてしまうと、ダイエット効果は見込めませんので注意が必要です。
また、スープに入れる具材は肉類などのたんぱく質を使用しても問題ありませんが、やはり多量であれば逆に太ってしまいます。できれば、お肉はなるべく脂身の少ない部分を使用すると良いでしょう。
夜にオススメ!煮るだけスープレシピ
どんなに美味しいスープでも全く同じものを毎日飲んでいると、さすがに飽きてしまいます。
そこで、いくつか簡単に作成できる煮るだけスープレシピをご紹介しますので、料理が苦手な方でも失敗せずに調理可能です。
もちろんレシピ通りでも、具材を変えてアレンジするなどしてもOKですので、美味しく楽しくダイエットを成功させましょう。
トマトジュースで作るスープ
トマトベースのスープを作る場合、トマトから煮出すかトマト缶を使用して煮込んでいくことになりますが、これが意外と時間がかかります。そこで、もっと手軽に調理するためにトマトジュースを使用してスープを作っていきましょう。
具材はお好みで構いませんが、炭水化物はNGですのでジャガイモ豆類、などは使用せずにキャベツやニンジン、パプリカ、セロリなどを入れるのがオススメです。たんぱく質は多量でなければ問題ありませんのでハムなどを入れても良いでしょう。
これらのお好みの材料をトマトジュース350mlならば、水150mlの割合で煮込んでいくだけです。味付けは、コンソメスープの元を入れるとよりコクが出て美味しくなります。
トマトジュースには元々塩分が含まれておりますので、味付けで塩を使用する際は量を加減して、塩分量が多くならないように気をつけてください。
また、アレンジとしてロールキャベツをスープに入れても美味しいです。
合挽き肉をこねてキャベツの葉で包むだけなので難しくはないのですが、手間はかかってしまうため、時間が無い方はスーパーなどで販売されている冷凍のロールキャベツなどを使用すると手間もかからないのでオススメですよ。
丸ごと野菜のコンソメスープ
次にご紹介するのがコンソメスープの素を使用して野菜を煮込んでいくスープで、細かく刻んだ野菜を煮込んでも良いですが、ここは敢えて丸ごと煮込んでいくと食べ応えが出て満足感を得ることができます。
このスープでは、トマトなら丸ごと、キャベツなら1/4くらいの塊のまま、タマネギは1/2くらいなどに大きく切ります。
そして、この大きめにカットした野菜とコンソメスープで煮るだけです。
野菜が大きいため、煮込む時間がかかるので前もって煮こんでおいたり、圧力鍋を使っても良いでしょう。
アツアツで食べれば、美味しさが増すだけでなく、食べ辛いために早食いを抑えることもできますが、やけどには注意してくださいね。
肉団子の中華スープ
最後は鶏ガラスープの素を使ったスープで、洋風のスープに飽きてきたらそこから一転して味付けがガラリと変わった、あっさりめの中華風スープを試してみてください。
ひき肉をこねて団子状にしたものと、野菜はタマネギやハクサイ、キャベツなどを用意します。
肉団子は、ペースト状に細かくしたはんぺんを混ぜ込むとフワフワ感がアップしますし、かさ増し効果もあるのでひと手間かけられる場合は試してみてください。
後は鶏ガラスープの素と一緒に煮るだけです。
肉団子の材料のオススメは鶏肉ですが、豚肉や合挽き肉でも大丈夫です。また、肉が多くなりすぎないよう野菜とお肉の割合は5:5くらいでに調理しましょう。
仕上げに溶き卵を入れて卵スープにしたり、使用する野菜にレタスを入れるのも美味しいです。レタスはしっかり煮込まず、最後に投入してサッと火を通すくらいがちょうどいいです。
シャキッとした歯ごたえも残しつつ、スープもしみているので意外と合いますので、是非試してみてください。
まとめ
夜スープダイエットは直ぐに効果があらわれるので楽しく続けられますが、リバウンドしやすい面もあるので急激に体重を落とすのではなく、ゆっくり行なっていくのが成功の秘訣です。
また、効果があるからと三食スープに変えてしまうと栄養が偏ってしまい、肌トラブルや免疫力の低下などのデメリットが目立つようになってしまいます。もちろん1日に必要なエネルギー量も摂取できませんので、非常に危険です。
健康的で安全に行うためにもスープは一食で留めておき、無理なくダイエットを成功させましょう。
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