夜になると、なんだか楽しくなって普段しないようなことをしてしまい失敗した、そんな経験は誰しも一度はあるものです。しかし、ではなぜこのような現象を起こしてしまうのか不思議ですよね。
このような深夜にテンション上がる謎について、その理由を解説していきます。夜にテンション任せで行動し、後悔しないためにも、人間の脳の仕組みをみていきましょう。
テンション上がる深夜の謎は脳の働きにあった
深夜帯の時間になると、人間の脳は昼間よりも機能が低下してしまい、理性を保ちにくくなってしまいます。
人間が動物と違う点の1つである理性は、脳の前頭前皮質という部分が働くことにより、思考や行動を決定させていきます。
この脳の機能は一日中同じように活動しているわけではなく、午前10時がピークとなりそれ以降はどんどん下がっていき、深夜は最も下がっている時間帯となります。
前頭前皮質は前頭前野とも呼ばれている理性的な判断や行動を司る脳の領域で、その他にも感受性や好奇心などにも作用するため、いろいろなものに興味を持って取り組むと活性化し、仕事効率が上がったり、勉強のやる気を上げる効果を得ることができます。
深夜はこの前頭前野の働きは低下するので、理性的な判断がつきにくくなりますが、それ以外にも長時間のゲームやPC、スマホの使用でも前頭前野の働きが低下してしまうこともありますので、注意しましょう。
また、脳の中には本能的な思考を司る大脳辺縁系という部分があり、前頭前皮質の機能が低下していくと、逆にこちらの機能が活発になるためより本能的な、感情の赴くままの行動をしがちになってしまうのです。
テンションに任せの行動には注意!
一昔前ですと深夜に書いたラブレターやポエムは、昼間改めて読み返すと非常に恥ずかしいなんて言われていましたが、現代では深夜に送るメールやラインに注意しないととんでもない発言をしてしまう可能性が高いです。
普段言わないような恥ずかしい内容から、過激な爆弾発言など、脳が正常に働いていないために日中では言わないように気を付けられていたことができなくなってしまうのです。
それ以外にもSNSでの発言もメールやラインと同じことが言えますし、イラストなどの創作系も普段は描かないような際どい作品をアップしてしまい、昼間見返して削除なんてことも起こりがちです。
テンションが上がっているため、抑止する能力が下がっていますので、気をつけようとしても実際はなかなか難しいので、1番の防止法は眠ることでしょう。人間の体も夜は眠り、疲れを取る仕組みになっていますので、無理に変えてしまうと反動で体調不良を起こしかねません。
たまには夜ふかししたい気持ちも分かりますが、なるべく夜遅くまで起きていることは避けて、しっかりと睡眠を取りましょう。
夜は寝るのが1番!
夜に起きているとテンションが上がって恥ずかしいことをしてしまう以外にも、自律神経のバランスが悪くなり、便秘や精神の落ち込み、疲れやすいなどの弊害も出てきますので、健康のためにもよくありません。
どうしても眠れなかったり、友人などの付き合いで夜遅くまで起きていることもあるでしょう。そのような場合は後に残るようなSNSへの投稿などは避けてた方が無難でしょう。
といっても、そこまで考えることができない可能性もありますので、普段から下書き保存したりして後で読み返してからアップする癖をつけておくと、このようなテンションが高い時でも抑止させることもできるはずです。
普段から、頻繁にラインやSNSに投稿している方で、お酒が無くても夜は特にテンションが高いという人は要注意です。恥ずかしいだけで無く、ノリで犯罪を犯してしまう可能性もゼロではありませんので、深夜帯は特に気を付けましょう。
とにかく寝ていれば、このような行動は絶対に起こせないので100%の防止法となっています。黒歴史を作ってしまわないためにも夜は寝ておきましょう。
まとめ
深夜にテンションが上がり、仲間とワイワイするのはとても楽しいので、たまになら良いとは思います。しかし、1人の場合は、自分の理性だけが頼りとなり、止めてくれる人もいないため、思わぬ行動をしてしまいかねません。
また、人間の脳も一日中フル回転させていれば疲れて正常に動かなくなるように、肉体も疲れがたまると、怠くなったり力が入らなくなったりします。
このようなことからも、やはり人間というものは夜に寝るのが1番自然で健康的ですので、無理にに抗わず、翌日のためにも夜はしっかりと寝て疲れを取りましょう。
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