本格的な陣痛ほどの痛みではないけれど、明らかに陣痛の痛みが出てきた。
もしそうなった時は前駆陣痛という症状が始まったサインです。
ただ、前駆陣痛から出産までの間隔は人それぞれによって違い、出産までまだ期間があるときに前駆陣痛が始まりますと、ぐっすりと眠れない日が続きます。
また、前駆陣痛は夜、リラックスしている時に起きやすいと言われています。
そこで、なぜ前駆陣痛は夜起きることが多いのか、また、前駆陣痛が起きて夜眠れない時の対処法などを解説していきたいと思います。
なぜ前駆陣痛は夜に多いの?
一般的に前駆陣痛は夜起きるという人がかなり多いようです。それは一体なぜなのでしょうか。
実は科学的にもはっきりとは解明はされていません。
ただ、夜の場合、体がリラックスしているときは、昼間忙しくて、全然気に回らなかったことでも考える余裕が出来てしまうことがあります。
そんな時、母胎に気が回って、それに呼応するかのように母胎に何らかの活動が生じ、痛くなったりいつもと違う感覚に見舞われたりするのがひとつの原因としてあげられるようです。
また、昼間で多少の痛さがあっても、それに気にすることなく、逆に夜になって周囲の刺激が少なくなると、痛さに集中してしまって痛さを強く感じるという事もあるようです。
しかも、前駆陣痛は本格的な陣痛とは違い、痛さの程度も痛くなる間隔もばらばらであり、痛くなったと思ったら、すぐに引いたり、かと思えばまた夜に痛くなったりと、かなり不規則で特徴がつかみづらいところがあります。
前駆陣痛を全く起こさない人もいる
中には、前駆陣痛を全く起こすことなく、本格的な陣痛が来て出産する人もたくさんいますので、必ずしも母胎に必要な症状ではないようです。
前駆陣痛はあくまでも本格的な陣痛の予行練習的な位置として見るほうが自然です。
本格的な陣痛の痛さに耐えられるよう、体が本能的に痛さに慣らすよう取り計らっている症状、それが前駆陣痛と言えるでしょう。
もし前駆陣痛の痛さに悩む日が続いたら?夜眠れない時の対処法
早い人では出産の2週間以上前から前駆陣痛になる人がいるそうです。
そうしますと、結構な長い期間、痛みに耐えなければならない日が続くことになってしまいます。とても大変ですよね。
そこでどのような痛みを和らげる方法があるのでしょうか、いくつか紹介していきたいと思います。
入浴をして体を温める
体を温かくすることはとても大切なことです。入浴によって温まった体は筋肉の緊張をほぐし、痛みを和らげるのにとても効果があります。
体を揉んでほぐす
体の特に痛い部分をゆっくりと軽めにほぐしていくと良いでしょう、ただしゆっくりと軽めにという所がポイントです。あまり強くやりすぎると逆効果になり、ますます痛くすることにもなってしまいます。
横向きに寝てみる
とても単純な事なので意外と思われるかもしれませんが、やってみる価値はあります。
横向きに寝てみる以外には、股の間に枕を挟んでみる、また、自分でこれが楽な姿勢だと思うものがあれば積極的にトライしてみるのがいいでしょう。
軽いウォーキングをしてみる
運動をやりすぎるのは母胎にはあまりよくありませんが、軽いウォーキング程度ならお勧めです。
ウォーキングをすることによって血の巡りが良くなり、痛みの原因となる筋肉の緊張を軽減させてくれます。
また、外の空気を吸うことによって気分転換にもなりますね。
まとめ
前駆陣痛は出産が近づいてきたというサインであり、もうすぐ赤ちゃんに会えるということです。
その後にやってくる本格的な陣痛はとても痛くて辛いものですが、その先には赤ちゃんに会える大きな喜びがあります。
私たちが生まれてこられたのも、このような大変な事があってこそなので、感謝しなければなりませんね。
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